貧血持ちの妊婦がおくる鉄分不足解消ガイド

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なんと妊婦さんの5人に1人が鉄分不足

妊婦の2人から5人に1人はなるといわれている貧血。
なぜ妊娠中は貧血になりやすいの?その原因を解説しています。

妊娠中の貧血のほとんどが「鉄欠乏性貧血」

妊娠中は貧血に気をつけて!

女性はもともと、生理などの影響もあって貧血気味の傾向にありますが、妊娠中には、さらに貧血になる人が多く、その割合は妊婦さんの5人にひとりとも2人にひとりともいわれています。
なぜ、それほど多くの人が貧血になってしまうのでしょうか。

妊娠すると、赤ちゃんや胎盤の成長とともに、母体の体内を流れる血液の量が、妊娠前の30~40%ほど増えます。
赤ちゃんに栄養や酸素を運ぶためです。

血液は、赤血球、白血球、血小板、血しょうという成分からできています。中でも貧血と深くかかわりがあるのが、酸素を運ぶ役割を担っている赤血球の中にあるたんぱく質の「ヘモグロビン」です。

ヘモグロビンは、「ヘム」という鉄を含む色素と、「グロビン」という複合たんぱく質から成り立っています。この、ヘモグロビンが不足した状態が「鉄欠乏性貧血」という、貧血の中でももっとも多く見られるものです。

血液が薄くなるために起こる貧血

妊娠中は、体内の血液量が増えますが、体内の血液量が増えたからといって、赤血球の数も急激に増えるわけではありません。おもに増えるのは、血液内の水分にあたる血しょうです。

血液中に水分が増えると、必然的に血液に対する赤血球の割合が低くなり、血液が薄くなります。
血液が薄くサラサラになることによって、胎盤などの臓器に血液が循環しやすくなり、胎児にも十分な栄養を送ることができるようになるのですが、その一方で、赤血球の割合が減り、ヘモグロビンの数も減少します。

妊娠していないときではヘモグロビン濃度が12g/dl、妊娠時では11g/dl未満の場合、貧血と診断されるのです。

さらに、赤ちゃん自身も自分の血液を作るため、母体から優先的に鉄分を吸収していきます。そのため、母体の血液中の鉄分が不足し、鉄欠乏性貧血となってしまうのです。

妊婦さんが貧血になると、出産時に出血が止まりにくくなったり、貧血で体力が低下することで、陣痛が弱くなり、お産が長引くことも。そのようなトラブルを防ぐためにも、妊娠中から鉄分を補給し、貧血を改善することが大切なのです。